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- 2018.10.21 Sunday
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- by スポンサードリンク
大阪に来てます。バースデー旅行です。
お陰さまで、40歳を迎えました。
また一年、無事に生き延びたなー。
昔から、早く40歳になりたくて、
年齢を聞かれると必ず上にサバ読んで答えていたんだけど、
ようやく追い付きました。
明日からは『だいたい45歳』と答えるようになるのかな。
というわけで、この度、お芝居の世界から引退することにしました。
今年ももうすぐ終わるしね。
平成ももうすぐ終わるしね。
アタクシも、アタクシの人生の一つの時代に幕をおろします。
『引退』なんて言葉を使うとちょっと大袈裟で
芝居をしていた一般人が芝居をしていない一般人になるだけなんだけど
安室ちゃんも、タッキーも、カープの新井も引退するじゃん?
乗っかってみました。
辞める
って言うよりも、ちよっとだけ、終わりの先に新しいステップがあるような感じするしね。
19歳で6番シードに入り、芝居を始めて、丸20年。
20、30代の青春の全てでした。
おばあちゃんになるまで、死ぬその時まで、ライフワークのように続けていくんだと思ってた。
お芝居をしない人生なんて、想像もしなかった。
でも、引退します。
理由は他でもない発声障害。
治る治らないの次元ではなくてね。
台本で例えるなら、1行以上の台詞を言うのは不可能で。
時に、うん、とか、はい、とか、そんな二文字すら出せなかったりで
短文を駆使して日常生活をやりくりするのがやっとです。
口数も激減したし、気持ちを伝えることも出来なくなったし、説明やプレゼンなんて、到底無理。
もう、誤魔化しようがないぐらい出ないので、最近は『声大丈夫ですか』と聞かれることも多くて。
そんなときは『酒焼けです』と答えます。
万人納得。
この決断に至るまでに、一年かかりました。
夜中にストレスで暴れたり、ヒステリー起こしたり、涙が毎日止まらなかったり、絶望で何もかもやる気をなくしたり、ネガティブな感情と一通り闘いました。
正直、疲れちゃいました!
舞台に戻るためではなく
伸び伸びと生きるために治したい。
伝えたいことを伝えたいと思う言葉全部使って伝えられるぐらいたくさんしゃべれるようになりたい。
みんなが出来る、
今まで出来ていた『当たり前』が出来なくなる不便さ不自由さと、少しでもさよならしたい。
引退を決めるのは、とっても、怖いことでした。
芝居をやらなくなることで、
アイデンティティーをなくすような、
自分が自分でなくなるような、
自分の価値を失うような。
それを受け入れるところに時間がかかったなー。
なんせ20年だからねー。
でも、
芝居をしてなくても輝いてる人が周りにたくさんいて、
素敵な毎日を過ごしている人がたくさんいて、
アタクシも、そうなれるかもしれない、
声が出ないから制限は多いけど、
今の自分で、今の自分だからこそ、の何かに出会うかもしれない。
まだなーーんにも見つかってないけど、
もしかしたら、何もなくてもいいのかもしれない。
ただゲラゲラ笑って過ごせる友達や
打ち込める仕事や
話せなくても飲める美味しいお酒や
それだけで充分幸せなんだ、と。
悩みすぎて駆け込んだ占いで
『右肩上がりの人生』と言われたので、多分、大丈夫だわ(笑)
ありきたりですが、最後にこの言葉を。
たくさんの愛や、笑顔や、素敵な時間や、
応援や、はげましや、言葉や、想いや、
20年間の全部全部に、
ありがとう!!!!
6C時代から見てくれてる方も
鈴木区で知ってくださった方も
長さや回数関係なく、
アタクシの時間に交わってくださった大切な方々。
心からの感謝!!!!!
またどこかで会うかもしれないから、
そのときは、どうぞよろしく!
2018年10月21日
宮岡あづさ
お久しぶりです。みなさまいかがお過ごしですか。
実は、ブログ的には「あけましておめでとう」なんですね。もう3月やん。
この2カ月、特に年末年始は心情的に激しい上下(厳密には下下)に見舞われ、絶望の日々でした。笑
考える時間が普段より多かったこともあり、常時悶々モヤモヤ。
声の状態も過去一の悪化を見せ、
フィジカルもメンタルもぐっちゃぐちゃにやられました。
高校時代の失恋以来ぐらい、枕も毎晩ぐっちゃぐちゃに濡らしました。思春期か。
元々一人で溜め込むタイプなので自分の中で悪循環を繰り返したりもしたけど
これじゃアカンなーーなんか出来ることからせなーーと思って
まずは近しい人に話聞いてもらい心の内を吐露。
アタクシの悩みなんて聞かされても面白くないし、
分かってくれる人なんていないし、
話したところで良くなるわけじゃないし、
という鋼鉄のネガティブからの浮上に成功。
声が出ないと会話をすること自体が億劫で避けてしまいがちなんだけど、それでも根気よく話を聞いてくれる人が周りにいるっていうことを幸せに思わないとね。
ご迷惑をおかけした皆様、本当にありがとうでした!
で、今はどんな状態かと言いますと、
リハビリは続けつつ、なんかもう一つ先に進めないかな、ということで、年明けてからボイトレも並行して始めました。
これがなかなか、アタクシに合っているようで!
アタクシにとって「声を出す」ということは、障害物走みたいなものなんです。
声を出すというゴールに至るまでにいくつかの障害物があって、
それは例えば、息の吸い方に悩む、最初の言葉が母音か子音かを判別する、音の高さを選ぶ、どの大きさで出せるか考える、みたいな。
その一つ一つを乗り越えて、なんとかかんとか声を発することが出来る感じ。
年末年始の絶望期間は、最初に訪れる障害物の超え方が全く分からなくなり苦しんだのですが
ボイトレに通い始めてから、その最初の障害物がいつの間にかなくなってました。
なくなってる事に気付いた時は、風呂場でちょっと小躍りしたよねー。
(シャワーを浴びている時に気付いた)
第一段階突破!!
て感じしません??
「物凄く悪かった」状態が「悪くなった」ぐらいの変化なので、まだまだ通常稼働は遠い道のりですが、
諦めずにいっこいっこ障害物の超え方を探していくことが大事やなーと改めて。
本当はもっとスラスラしゃべりたいし
長々としゃべりたいし
大きい声も出したいし
いろんな高さで出したいし
欲を挙げるとキリがないんだけど、理想は理想としてイメージを忘れずに持ちつつ、
今の自分と、ようやく本当の意味で向き合いながら、ちょっとずつ進んでいる毎日です。
あー昨日は出せたのに今日はだせなかったーって一喜一憂しながら。
いつかノー障害物で夜通しマシンガンのようにしゃべりたい。
周りの皆様、そんなご迷惑をおかけできる日が来るように祈っててください。
人生って、良い時悪い時、やる気が出る時出ない時、みたいなサイクルってあるんだなー。
やっぱり、運勢とか星座占いとかって正しくて、
そんなことに影響されないようにしよー!と思っても、知らず知らずのうちにいろんなバイオリズムにまみれてんのかな。
なんて「人生はまるっきり他責」みたいなことを呟いてみましたが、そのサイクルの中心にあるのは
やはり自分自身のスタンスやモチベーションだな、っていうのが最近の結論。
運勢とか星占いは、それをちょっと後押ししたり、ちょっと足引っ張ったり、みたいな感じで作用してるのかな。
「現状維持」
アタクシの人生のテーマです。
若返りたいなんて思わない!!…でも今着てる服がもうしばらく着れるといいなあ。
高級レストランに足しげく通えるようになりたいなんて思わない!…でも、美味しいハイボールを明日も飲めるといいなあ。
お金持ちになりたいなんて思わない!…でも、遊んだり飲んだりお芝居見たり、今楽しんでることを明日も続けられるといいなあ。
有名になりたいなんて思わない!…でも1回でも長く鈴木区が続けられたらいいなあ。
多くは望まないので、今、楽しいことを一日でも長く続けていたい、という意味で「現状維持」。
スタンスやモチベーションの変化に乗っかると、
欲望の高揚とか欲望が満たされなかった落胆とかで
ぐらんぐらんに上がったり下がったりしちゃうから
(根は情緒不安定で20代の頃そんな自分に疲れ果てた)
心的にも行動的にも出来るだけ平坦でありたいと望み、このテーマを10年以上掲げて守ってきたワケですが
四十路を前に、そろそろ次の自分と出会ってみたりなんかしてみてもいいのかなーなんて思う今日この頃です。
舞台「乱歩奇譚 Game of Laplace」5日間・9ステージ、無事に終了致しました。
ご来場された皆様、ご声援くださった皆様の愛や熱量をたくさんたくさん感じた5日間でした。
本当にありがとうございました!!
千秋楽のカーテンコールの景色、一生忘れません。震えた。
今回、鈴木区からはアタクシを含めて5名、アンサンブルとして出演させていただきました。
作演を我らがボス・鈴木が担当すると決まった時から、
「受付盛り上げるぜー!」「グッズ売りまくるぜー!」と気合いを入れていたのですが、
みんなも出演するんだよ、という知らせがボスから来た時、予想外の出来事に、みんなで興奮したことを覚えています。
鈴木区は普段、100席もないような小さな劇場でこぢんまりと活動しています。
元々、人見知りで、コミュ障で、怖がりな仲間たちの集まりでした。(今もだけどw)
旗揚げから8年経って、こんなことになろうとは、想像もしてませんでした。
そんな感じの内向的な集団なので、顔合わせはみんなビビりまくりでしたし、
2.5次元舞台というジャンルや、乱歩奇譚の持つ世界観を壊してしまわないか、
キャストのみなさんと仲良くなれるのか、足を引っ張らないか…
と不安でいっぱいだったのはきっとアタクシだけじゃないはず。
でも振り返ってみると、稽古を含めて贅沢すぎる1ヶ月間でした。また墓場に持っていく思い出が増えたなあーー
この座組みや作品に対して、どのぐらいのお力添えが出来たかは自分では分かりません。
ただ一つ、ハッキリとわかることは
楽しすぎたってこと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
稽古も、みんなでごはんを食べる時間も、小屋に入る前も入ってからも、ずっと楽しかった!
キャストのみなさんもスタッフのみなさんもステキな方ばかりで、ねえ、もしかしてこの世には良い人しかいないの?
ボスが、鈴木区の時と同じノリで、愉快に軽やかに演出席にいて、
それを見て笑ってる座組みのみんながいて、
なんだこの幸せ空間…
こんな機会がなければ出会えなかった達者な役者さん達から、たくさん刺激をいただきました。
みんな、真摯でストイックで、一生稽古見ていられたなー。
盗みたいところだらけだったけど、全然追いつかないや。もっともっと精進しなきゃ。
みんながどんどん世界観を深めていく様を目の当たりにして
役者の端くれとして、自分のこれからについて、いろんなことをいっぱい考えました。
全ての皆様に、心から、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
千秋楽前日、有志での軽打ち上げの様子。ものすごいずっとみんなでゲラゲラ笑ってた気がする。
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さて、次回は9月、ホームの鈴木区で4人芝居と本公演の2本立て。
最近『愉快な演出家おじさん』にが板についてきた鈴木智晴にがっつりお芝居をさせたい、
というアタクシの野望が、同い年4人芝居という形で実現します。やったね!
鈴木区で、鈴木区らしく、また思いっきり遊ぼうと思う!
劇団東京都鈴木区第15回公演「ヘッドライン×デッドライン」
ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様、ほんとにほんとにありがとうございました!
去年のいつだったか、ラストダの次は乱歩奇譚まで鈴木区公演の予定がない、
ということに寂しさを感じた鈴木区女子たちで
「いやだ!もっと遊びたい!公演やって!」とボスに駄々をこねました。
しかしながら、なんやかんや忙しそうなボスに新作を書いてとは言いづらいなー、ということと
初演・再演の頃から「いつか自分たちでヘドラをやりたい!」という気持ちがずーっとあったので
このタイミングでヘドラなんてどうよ!と提案したのが、全ての始まりでした。
個性豊かなキャラクターを演じてくれた客演さんたちに恵まれ、声の出演の皆様にも恵まれ、とてもステキな作品になりました。
あの時、駄々こねて正解だったな!!
アタクシ的にはまんま再演でも良かったのですが、ボスが今回のためにリライトしてくれて
今の鈴木区にぴったりのヘドラに生まれ変わりました。
ありがとう、ボス!おつかれちゃん!
最初に台本を読んだ時、
自分に何もないことに気付いたナツは、あの爆破中継を最後に、この世界から足を洗うんだろうなーと思ったんです。
そして、それは稽古終盤まで変わらなかったんだけど、
なんだろうなー、小屋に入って、客席からもらうパワーとか
ナツを演じるとだこ自身のパワーとかそういうもので、気付いたらその想いが変化してました。
ナツと植田先生があの後どうなったのか、それはみなさんの心の中で自由に想像してもらっていると思うのですが
そのストーリーの幅が増えた気がしてます。
表現としては変わらないんだけどね、「走れ!」に込めた気持ちが変わったかなー。
今、就活中で…とか、やりたいことで悩んでて…という若い子ちゃんたちがたくさん声をかけてくれました。
みんな!走れ!走るのだー!
人生って、悩むことも迷うこともたくさんあるけど、走ってみないと分からないことも同じぐらいたくさんあるからね。
そういえば、公演前に紹介していなかったので、改めて鈴木区初登場のお二人を、アタクシ的勝手な目線でご紹介。
「たうりん」こと田浦傑ちゃん。
また一人、酒好きでクズな同級生と知り合えました。
(それにしても78→79年組はオトコばっかだな…)
なんせ可愛いのよ、たうりん。
セリフを噛んでは平謝り、セリフ飛ばしては平謝り、挙句の果てには「ちょっとセリフ合わせ付き合って…」と平謝り。
そんな謝らなくていいよ!ってぐらいいっつも平謝りw
でも、最後の爆破中継シーンは色気があってとってもかっこよかったね!
だらしないんだかしっかりしてるんだか、結局最後までつかみどころのない人でした(笑)。
「こーでぃー」こと奥田耕大。
パンフ撮影でメイクしたら、あまりにも美人過ぎて、女として完敗。完成度高すぎだろ。
こーでぃーとは同じ干支という年の離れ具合なんだけど、時々「お兄ちゃん」みたいな感じでね。
一見チャラそうだけど、根がとっても真面目なヤツな(はずな)ので、心の中ではいろんなこと考えてるんだろうなー
なんて思いながら、オバサンはいつも遠くから応援していますよ。
また素敵な仲間が増えましたね!
過去に出演してくれたみんなが、公演に遊びに来てくれるの、とっても嬉しい。
そう言う仲間が1回1回増えていくの、とっても嬉しい。
ヘドラは、鈴木区という集まりとしていろいろと試された作品だったなー、と。
ずっと変わらない鈴木区を守るために、変わらなきゃいけない部分があるのだな、ということを具体的に見つけられた気がします。
そういう意味でも、あの時、駄々をこねて正解だったな!!
また遊ぼうね!
新年あけましておめでとうございます。
牛歩ながら一層の精進を目指し邁進して参りますので、2017年も鈴木区ならびにアタクシを何卒宜しくお願い申し上げます。
さて皆様はどのような年末年始を過ごされましたでしょか?
「せっかくだしのんびりしたい」というぐうたら願望と
「せっかくだし遊びまくりたい」というアクティブ願望がケンカして大忙しなこの季節。
ここ数年、年越しはいつもほぼ同じお友達と「毎年代わり映えないねえ〜」と笑いながらワイワイ過ごしております。
※嫁に行った人は徐々に抜けていくシステムですつまり抜けられない
年明けには高尾山薬王院へお参りに行きましたよ。桐ちゃん発案で。
なんとなく数人で行くのが楽しそうかな、と、思いついた暇そうな人を順番に誘ってみたら、最初の2人が普通に暇だったようですぐに捕獲(日野まりちゃんと山口トモくん)。
偶然にもトモは高尾山に詳しくって非常に充実感満載のお参りと相成ったのでした。
山の美味しい空気を吸いながら乾杯したり
川のせせらぎにテンションあがっちゃったり
新年早々、自然と戯れ、早速心が洗われて清々しい気分で御座いました。
「自分を律する1年にする」
久しくお目にかからなかったような真面目な目標を立てました。
結果を求めるのではなく、プロセスを大事にするという視座で日々を過ごしてみようと思います。
その先に何があるのか、は正直わかんないっす!
でも、何もみつかならなくてもいいんだ。
これはある意味、ちょっとした冒険です。
皆様にとっても、実り多く色鮮やかな2017年でありますように。